アインラーゲン講座を見てきた 3/3 魚の目・タコの人の中底を作るためには,,,
古瀬先生によるアインラーゲン講座を見学してきました。
そもそもアインラーゲンとは、、
アインラーゲンとは、ドイツ語で《挿入する物》と言う意味ですが、靴でのアインラーゲンは、足裏の凹凸形状に合わせた《中敷》を指します。 英語では、《フットベッド》。 日本では、医療用靴型装具の専門用語として《足底挿板》とも呼ばれています。
アインラーゲンは、「足の偏った負荷や圧力を分散し、正しくバランスの良い煽り歩行を導く」、また、「変位した足の矯正や状態の支持。 麻痺や欠損した足の残存機能を活かし、能力を高める」とした理学療法的定義がなされています。
《ソール バイオ フィールメント》=「足裏の感覚まで意識」した作り込みで、あなたの靴の付加価値を高めましょう。
本講座は、既製アインラーゲン仕様ラスト(靴型の底面が足形になっている)を用いた補正調整に始まり、アインラーゲンからテストシューズ製作までを行う体験コースです。
今回、魚の目・タコができている人向けのアインラーゲンを作ります。
アインラーゲンを作るためにはまずラスト=木型を調整しなければなりません。
「魚の目・タコの人向けの中底を作るためには
まず魚の目・タコがついている木型を作らなければいけない」
つまり、、
下記のようにフットプリントを取り、
魚の目・タコの部分にマルをつけます。
魚の目・タコを作るためにはまず革を裁断しグラインダーで
革を削り整形していきます。
木型にゴム塗りを塗り
ヒートガンでゴムのりを乾かし
接着後より強く密着させていきます。
できました~
っと、3分クッキングの如く書いていますが、
実際には調整して試してグラインダーで革を削って、と
実習説明に1時間程度の時間はかかっています。
アインラーゲンを作るためにはまず木型から!
靴作りの命である木型からしっかりと学べるのがこの講座の特徴です。
アインラーゲン講座では全6回の講義で1つのアインラーゲンを作ります。
2012年2月4日 ①フットプリントと採寸、ラスト各部補正調整
3月3日 ②ラスト各部補正調整
3月17日 ③アインラーゲン製作
3月31日 ④アインラーゲン製作
4月7日 ⑤テストシューズ製作
4月14日 ⑥修補、仕上げ、完成
アインラーゲン講座に興味ある方はまたお問い合わせ下さい。
特定非営利活動法人 シューネクスト事務局 水野までTEL:06-6647-8012
●Mail:shoenext☆hotmail.co.jp (☆を@に換えて送ってください)
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