究極のオーダーシューズセミナー + ロングフィットブーツ・シャフト(筒部)サイズ調整セミナー

【究極のオーダーシューズセミナー + ロングフィットブーツ・シャフト(筒部)サイズ調整セミナー】於・上田学園。

本日は先ず、1年生から質問があったシャフトのサイズ調整法について、ネクストセミナー生達と一緒にプチ セミナーしました。
写真1左は、イタリア人の脚部・シャフト設計数値表です。(現代の日本人はイタリア人数値が充分に活せる)

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床から垂直に腓骨々頭までの高さ、脹ら脛の最も太い周囲、アンクルガースを測定し、シャフトパターンを調整します。

所謂、パターンオーダーのテクニックです。
自分の足・脚にキッチリ合わせて、自分で履いけなくては作る意味がありませんよね。 先ず自分の足を知る事から、人の足を理解してもらいますd(^-^)

 

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次に、オーダーシューズセミナー! 本日は、ラスト底面を用いてのアインラーゲン(フットベッド)製作です。

ラスト底面とトウ部左右を合わせるのに一生懸命な生徒達。

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ラスト底面に革とコルクを貼って、ペロット(中足骨サポート)をセット。 アーチ部を補強し、どんどんコルクを貼り重ねて行きます。(今日のデモンストレーションはココまで)

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ラスト底面から革をアッパー側へ つり込む。

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メタターサルズ サポートを貼る。
これは、ドイツ人女性OSマイスター・ザイアラインの手法。
「日本人は痛がりだから、ペロットにラテックスラバーを多用する」との事です(  ̄▽ ̄)b

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アーチ部の補強1。

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アーチ部の補強2。 二重の補強材で、確りガッチリアーチ部を支持します。

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全面にコルクを貼る。

 

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アーチ部のブロックとしてコルクを貼り重ね、凹を埋める。

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コルクを靴のインソール状に削り上げる。
後に、インソール(靴中底)とアウトソール(靴本底)を そのラインに合わせて製作して行く。

だから、アインラーゲン(フットベッド)とインソールを混同されてしまうと、ここからの指導がややこしくなる(-“”-;) 専門用語は正しく使うべし!
ちなみに、マイスター・ベーレが主任講師を務めるフース ウント シュー インスティテュートでは、アインラーゲンを《中敷き》と呼称しています。

また、アシックスさんの書籍に於いてもフットベッドを《中敷き》と呼称しています。
在日ドイツ人OSマイスター達にも確認しましたが、フットベッドはインソール(独語=ブランドソール)ではなく「《ソック(中敷き)》と呼称する方が相応しい」との事でしたd(^-^)
フットベッドは、インソールとは全くの別物です。

インソール=靴中底
アウトソール=靴本底
アインラーゲン=フットベッド、中敷き

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僕履き用に昔作ったラストの底面。

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出来上がったアインラーゲン。 次にインソールを作製する。

オーダーシューズ用アインラーゲンは、必ず硬いコルクで作ります。
(足の状態に合わせた硬度の異なる中敷きは、別個に作って後に差し換える)
何故ならば、アインラーゲンが柔らかいと、アッパー(甲革)を綺麗に つり込めないから。
これは、靴作りの経験が無ければ理解出来ない事だと思います。

ちなみに、マイスター・ローゼンクランツは、アインラーゲンとフースベッド(フットベッド)の定義を分けています。 その内容については、また、いつか投稿します。

 

次回は、インソールとアウトソール作製から、透明なアッパー材を用いたテストシューズまでを製作します。 乞うご期待!!(*⌒0⌒)b

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注! 最近、靴小売業に於いてフットベッドとインソールを混同して呼称される人が多いようですが、私靴メーカーの立場から、また、靴メーカーを目指す学生達を指導する立場から、それは全くの別物です。 靴資材に関しても、専門用語は正しく使いましょう!

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