14.04.12 パターンセミナー 中級 サンダルの難しさと面白さ
本日の中級コースは、パンプス ラストとサンダル ラストを用いたサンダル デザイン バリエーションでしたd(^-^)
先ずは、パンプス ラストとサンダル ラストの構造の違いを説明し、サンダルのタイプに拠ってラストを使い分けます。
ラストに足骨格をプロット(靴型基線配列)し、サンダルのデザインラインを描いて行きますφ(..)
以前にも投稿しましたが、サンダルほど足骨格を熟知していなければ作れない履き物は他にありません(^o^;)
実は、サンダルのデザイン・パターンは難しい! | シューネクスト
2013-07-24 サンダルの型紙は奥が深くて深くて、という話 | シューネクスト
骨の何処を避けて、何処を押さえなければならないのか?など、昔の職人達は長年の経験でデザインラインを描いていました。
しかし、生徒達に経験など有る筈がありせんよね。
そこで用いるのが、足の解剖学に基づいた「靴型基線配列」です。
これは皮産連・全日本革靴工業協同組合連合会などで行われて来た《足とラストの研究》データの集積から作られています。
靴型基線配列を用いてラストに骨凸の位置をプロットすれば、経験の浅い生徒達にも正確なサンダル デザインラインが描けるようになります
足とラストの相関が解れば、靴作りが100倍楽しくなりますよ! それが、シューネクスト・シュースティリスタ セミナーです!!(*⌒0⌒)b
靴型基線配列は、メーカーや小売店でも、取引先試着モニターさんやお客様のフットプリントからデータが得れます。
但し、フットプリントからは平面足の情報しか得られません。 ヒールの高さに拠って足の形は変化するし(ウインドラス メカニズムなど)、座位・立位・歩行時でも変化します。 その変化を数値化したのが、各務房男先生の《かがみ式靴型単個設計と既製靴型検査法》です。
僕は、自店のお客様と学生達の足データと、かがみ式を融合してラストやパターン設計に多用していますd(^-^)
靴型紙講座 シューモデリスタ・スティリスタ養成セミナー(中級) | シューネクスト
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