NPOシューネクスト・シューズ パターンナー初級コース 最終回(於・レザークラフト フェニックス 3F教室)本日のセミナーは、パンプス ラストを用いてオープン トウ・バック バンドを製作する為の資材(インソール・アウトソール・ヒール)調整法でした( b^-゜)

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変哲もないパンプスも型紙を考えないと

何の変哲も無いオープン トウ・バック バンド パンプスです。
が、しかし、普通のパンプス資材を用いて作る事は出来ません。

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図の通り、普通の資材で作ってしまうと、トウの捨て寸分と踵底面余裕分が足からハミ出してしまいます。
そこで、その分を ある一定の数値に基づいてカットします。
バックラインは、脹ら脛からアキレス腱、踵と靴のヒールが滑らかに繋がって見えるようにカット。
トウ部は爪先が少し覗く程度にカットです。

後部足長(一辺)が短くなった分、ヒールも合わせて低くカットします。(三平方の定理に基づいたヒールカット)
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カットされたラスト底面パターンと実際の靴です。
…バックルが外踝端に当たらないように、などは言うまでもありませんねd(^-^)

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インソール ゲージの作製

釣り込みシロは、ラスト底面パターンに貼り付けて確りマークしておきます。
インソール ゲージが有る事で、靴メーカーに於いて、底付け職人が実際にアッパーを何処の位置に釣り込めば善いのか?が判断出来、左右を綺麗に揃える事が出来ます。

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また、普通に釣り込んでアウトソールを貼ってしまうと、アッパーの革厚で生じた段差がアウトソールの表面に凸凹と出てしまいます。 そこで、ゲージを用いて予めインソールに溝を掘っておき、そこにアッパーの端々を嵌め込んでアウトソール表面に響かないよう加工します。
インソール ゲージとは、そんな大事な役割を果たす重要なパターンなのですd(^O^)

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アインラーゲン、フットベッド、インソール、どう違う?

ちなみに、専門用語は正確に!
最近、アインラーゲン(フットベッド)を「インソール」と呼称する人が多いようですが、それらは全くの別物です。
メーカーの靴資材に於いて、スポーツシューズメーカーに確認しても、フットベッドはソック(中敷き)に中ります。
ドイツ人マイスター達も「フットベッドは、アインラーゲンまたはフースベッド。インソールはブランドソール」と、明確に分けています。
フットベッドとインソールを混同されてしまうと、僕達の製靴指導は正しく伝わりません。 専門用語は、正しく使いましょうm(__)m

 
以前にも述べましたが、ファッション業界に於いて人が身に付けるモノの中では、靴が最も資材数が多く、最も製法と工程数が多いのです。

今日でパターンナー初級コースは終了しました。 次回中級コースの開催は確定していませんが、これからが段々と面白くなって来ます。
出来れば皆揃っての参加を期待しますよ(*⌒0⌒)b
どうぞ宜しくです!!!

 

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