本日は、オックスフォード フル ブローグのデザイン・パターン製作でした。

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ペーパーアッパーとパターン

ペーパーアッパーをラストに釣り込んだ瞬間、それが革靴に成った姿から、それを履く人の立ち姿まで、その全貌が視えて来なければペーパーアッパーの意味がありません。
時々「ペーパーアッパーですから…」とか、「ラフサンプルですから、本番ではキチンとしますよ」と言う者が居ますが、サンプルを疎かにしていて本番で善い靴が作れる訳がありませんね。

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フル ブローグとは、

アッパー全体にWステッチ、メダリオン(穴飾り)やピンキング(ギザ飾り)を施したウイング チップ オックスフォード(内羽根式)シューズの事です。
トラディショナルな紳士靴の定番スタイルですが、元々は毛が付いたままの鞣していない牛革製のアイルランドの靴をブローグと呼称したそうです。
ちなみに、ウイング チップなどトウ キャップは、元々は飾りではなく、革を二重にする事でゴツゴツした岩や切り株などから足趾を保護する為のプロテクターでした。

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デザイン バランス

どのラインが何処へ向かって、何と繋がっているように見えるか?
向かい合うパーツ ラインが鏡で映したかのように同じであるか?
ラインが足の骨の突起に接していないか?
ステッチ幅と穴の大きさ・間隔とのバランスは?
トウの形や長さに合わせた穴飾り(飾り革=小穴の連なりで柄に見せる)の大きさは?などなど。

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何処の靴メーカーで作られても同じように見えるオックスフォード フル ブローグ。
でも、ウィンドウに飾られた それに目が止まるか?止まらないか?、それに惹き付けられるか?スルーしてしまうか?は、そのバランスの良し悪しで全て決まります!!

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