本日は革日和♪1408 靴木型から型紙を作る実演を見る×2+靴工場長による靴業界セミナー

シューネクスト広報のムラキが趣味でやっているイベント「本日は革日和♪」 2014年8月24日では下記の靴を知るセミナー3連を行います。

・木型から靴型紙を作る実演 外羽根編
・木型から靴型紙を作る実演 ニーハイブーツ編
・靴工場長経験者による靴のできるまで・靴業界を知るセミナー

の3本です

靴の型紙の取り方は鞄や財布から見ると変わっています。

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靴の型紙は鞄や財布とは違う

靴の場合は木型を基に作ります。
木型となる基の形がありその上に型紙を載せていく、という考え方をします。
カバンや財布も基本となる部分を基にマチや蓋などを載せていくという考え方をしますが、靴の場合は木型、という立体を基に行います。

・鞄>底となるパーツ、例えば底面部分からマチや胴、背パーツをくっつけていく
・財布>ヘリ返しの財布の場合は基点となるのはカード入れ部分の裏革芯地パーツ。ここから革のパーツの寸法を出し、次のパーツの寸法を出していく

・靴>木型から型紙を作っていく。

起点となる部分が木型でありそこから作る、という意味では鞄も靴も変わりはないようですが、靴が鞄財布と大きく違うのは「肌に接する」「木型が立体になっている」という点です。

肌に接する

靴は皮膚、肉、神経、骨、を包み込んでいます。
靴においては縫製の糸が神経や骨部分にかからないように、内側と外側パーツが重なり合って厚みが出て神経に当たらないように、など気を使う部分が多数存在します。

この実演ではどういうことを考えて型紙を作るか、を見ることが出来ます。

14-08-02 靴はライニングパターンが重要、という話 | シューネクスト

木型が立体になっている

鞄の型紙の作り方は、、、
作りたい鞄の大きさを元に起点となるパーツを設定して、そこに縫い幅を追加してパーツを増やしていく

へり返しの財布の作り方は、、、
起点となる最小パーツの裏地芯地から革を設定、そこに縫い幅などをつきたして次の大きなパーツを作っていく

靴の場合は、、、
木型の上に紙を載せ、そこにデザインを書き、パーツを切り出して元型とする。そこに縫い幅を足していく

というもの。
靴の型紙つくりの考え方は服のパターンに近いかと思います。
鞄や財布は平面の集合体ですが、靴は立体に沿わせる、という点も服に似ています。

服と違い厄介なのは使う素材が革のため革の流れや、厚み、漉きという手順が入ってくる。
さらには上記にあるように神経骨格まで考慮しなければいけない、という点が厄介ですね。

タンニン革でしたら可塑性を利用して立体に仕上げることが可能ですが、靴の世界は可塑性のないクローム革が主体となります。

立体の形を出そうとすると型紙の時点で曲面を出さなければいけない+クローム革を叩いて木型に沿わす必要があります。
ここでどれだけ「技術」ではなくて、「型紙」で木型に沿わせるかが靴の型紙つくりの腕になります。

13-09-11の工房シューネクスト。完成あと一歩の靴と型紙の偉大さ! | シューネクスト

実演2つを見ることが可能

靴木型から型紙作成実演 外羽根偏
靴木型から型紙作成実演 ニーハイブーツ偏

の2本立てとなります。

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木型から紙で型紙を作る工程を見てもらいます。
「どういう点を気を使わなきゃいけないのか」「神経骨はどこを通っているか」「靴の型紙作りの面白さと難しさ」などを喋りつつ作ってもらいます。

講師は上田安子服飾専門学校靴講師・シューネクスト講師の古瀬義一
イタリアの靴型紙作成のシステム システマルナティーを習得し、今回の実演ではその考え方も喋ってもらいます。
古瀬氏関連blog | シューネクスト

お申し込みは

8月24日 本日は革日和♪靴木型から型紙を作る実演 外羽根編 10時半~(大阪府)
8月24日 靴木型から型紙を作る実演 ニーハイブーツ編 13時半(大阪府)
8月24日 靴工場長経験者による靴のできるまで・靴業界を知るセミナー(大阪府)

 

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