靴型モデリスタ講座(短靴コース)木型講座見学part3おまけ 整形靴で洒落たものを
ビシッ!と一発
木型講座見学での雑談話をひとつ。
古瀬先生、木型に盛って削って盛って削ってですが今回は自分たちの靴ですから楽ですよね?
古瀬勝一先生「そうですね。自分で作って履いてどこが痛いか緩いかわかりますから楽ですね。
これが実際にお客さんの木型調整する際は大変ですよ。
お客さんの体調次第で足の形なんざ簡単に変わりますからねぇ。
腕のいい職人は調整1回できちんと合わせます。
腕の悪い職人は何度も何度も調整しますね。
このテストシューズの素材はビニールで簡単に伸ばしたり縮ませたりできるので本来はこれで1回調整するだけでビシッ!とあわせてもらいたいですね」
整形靴でおしゃれを
「上記写真にあげている木型はもう10年前の婦人靴木型ですのでやはり古臭いですねぇ。
でもこれは整形靴なんですよ」
整形靴ってぇことは足に外反母趾やハンマートゥから糖尿病などで足に障害をおった人向けの靴ですよね?
「そうです。
これは中敷き部分を見れば一目瞭然です。
足の裏に障害があった方向けに作ったものですね。
ここまできっちりと作ると履く人は感動しますねぇ。
この快感を知った人はオーダーシューズを注文して靴を大事に履く文化を作ります。
ですがこの快感を知るためにはオーダーシューズをまず注文しないとわからない、という二律背反ですねぇ(-_-;)」
鶏が先か卵が先か、みたいな話しですなぁ。
「このように女性向きに当時の流行を考えた靴として作りました。」
この靴を作ろうと思ったらどうすればいいんですか?
「まずは
これで整形靴の作りを学びます。
で。
靴パターン講座 シューモデリスタ・スティリスタ養成セミナー(初級)
こちらの講座で型紙の作り方。
こっちが今やっている木型講座ですね。
足と靴の理論セミナーで足の構造なども学ぶのも必須ですね」
ここまでやっていて実際の靴作りないですよ(-_-;)
「縫い方などの講座は福井先生や原先生の講座で学んでください。」
とのことでした。
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