今日は足と靴の相関理論セミナー第1回め、4人さんの出席となりました。

1510nextriron002

今日の話は

10/4 1回目 靴業界の流通業態、各国生産足数と輸出足数、販売シェア、日本における経済効果等

あれ?先生、カリキュラムちゃいますやん?写真見る限り計測の話してますやん

 1510nextriron001

 

古瀬先生「今しているのはラスト設計に於ける踵幅と踵周囲の測定・計測です。
本来ならば足の解剖学〈下肢の骨〉についての授業でしたが、途中、受講生から

「私、靴の踵周りが緩くて…。 シューフィッティングでは、足長と足囲は測っても『踵幅や踵周りを測って云々』がない。
そんな測定や靴に対する計測って在るんでしょうか❔(^^;」

との質問があり、足とラストの踵周囲計測法を説明しています。

足の全長に対して17%の位置がヒールの先端となるヒールポイントと呼ばれる位置です。
(写真赤いポイント)
実際の体重はもうちょっと後ろにかかるのですが、人間の体重をかけるヒールの位置としてはこの17%の位置です。

1510nextriron003
 

平面ではなく、足は立体で計測しなければ靴には活かせられません。

かかとの角度で考えるのではなく、カカトの周囲で考える。
平面で測ったものだけではなく、かかとの周りは立体的に測らないといけない。

カカトへの重心は前に前に、とかかってしまう。 

1510nextriron005

 

 

ERVBGG:ERVDGGでは一定の比率が存在します。(上記写真ではぼやかしています)

ERは骨頭の点を表す、

VDは履き口を表し、VBはカカトの凸点、GGは外周を回ることを表す。
下記写真が骨頭からカカト周りを計測している写真ですね。

151005007

足の両端にある骨頭をERとし、履き口のVDをグルっと周回して反対のERに渡った数値をERVBGG、
足の両端にある骨頭をERとし、カカトの凸点のVDをグルっと周回して反対のERに渡った数値をERVBGG、

 これらに比率があります。
計測するときもヒールの分の高さを出したうえで行うことが重要です。
 データを計測し、それに比率をかけますが、あくまで平均値でしかありません。
全体の7割にしか適用されませんが、残り3割はこれらの数値から外れます。
その際にどのような提案ができるかが、ということを学ぶためにもこれらの受業はとても大切です。

計測するときにヒールの分だけカカトをあげて計測しなければ意味がありません。

小売店でのシューフィッティングは、概ねフットプリントからの平面上で測定しますが、実際に靴との合致を確認・確実にする為には、靴と同じ条件で計測する必要があります。
 例えば、ヒールハイト(=ヒールの高さ)を意識することが大切です。
計測するときにヒールの分だけカカトをあげて計測しなければ意味がありません。
足は、ヒールが高くなるに連れて重心・負荷は前方に移動して踵周りは細く成ります。(逆にヒールカーブ角度は大きく成る) ので、足をヒールハイト設定の上で計測して、その靴・ラストとの差を計算します。 合致しているか❔否か❔が直ぐに判りますよ(*´・ω-)b

 

この計測方法の考え方はカガミ式

この足と靴の相関理論セミナーでは第3,4回でもっと深く靴型基線配列の考え方を学びます。
もっと深く学びたい方はかがみ式靴教室 では上記の考え方で靴の型紙を教えています。

足にあう靴、となると漠然とした感覚でモノを作るではダメです。
数値にあわせてデータを計測することが重要です。
この授業ではデータにどのような意味があり、どのような取り方をするか、などを学んでいきます。

次回は、踵幅や踵周囲の計測実習を行います❗

上記写真にあるような実際の計測を行います。
昨年の様子は下記のとおりですね。
事前にシューネクストに言ってくだされば見学も可能ですが下記の点をお守りください。
1 見学時間は15分程度で終わってください。
2 フットプリントで採寸の時だけ見学したい、など内容指定は不可能です。
3 事前にシューネクストにメールでご連絡ください。
講座名足と靴の相関理論セミナー
内容「足を熟知して靴を考える」これが《善い靴作り》の基本です。
ヨーロッパ靴先進国の靴技能士養成機関に於ける基礎学習は、造形・色彩学や靴工学(製靴技法)、ファッションビジネス学は基より、靴に関係する解剖生理学や運動力学(歩行)、そして医学が必須です。
ヨーロッパでは靴は古くから「《半医・半商》、医学の領域が半分入ったビジネスだ」と言われています。 しかし日本の靴業界、特に若い製靴技術者や靴デザイナー達には最も乏しい知識だと言えます。 そこで、次の通り《足と靴の相関理論セミナー》を開催します。
講師古瀬勝一(ふるせよしかず) 足と靴の健康介護サロン・プームス代表
     イタリアARS SUTORIA称号 シューモデリスタ スティリスタ
     ドイツVFF認定 med.フースフレーガー(メディカルフットケアワーカー)
Teacher | シューネクスト
期間2015年10月4日~2016年2月14日(全8回)
隔週日曜日 午前10時30分~午後5時30分
場所レザークラフトフェニックス3F 教室(参加人数により変更あり)
授業目標 座学にて、足と靴の相関理論と既製靴型検査法の基礎を修得する。
授業日程と内容10/4 1回目 靴業界の流通業態、各国生産足数と輸出足数、販売シェア、日本における経済効果等
10/25 2回目 テオリーⅠ 靴とデザインに関係する解剖生理学 Ⅰ 本セミナーの学び方  骨学
11/8 3回目 テオリーⅡ 足と靴型の相関 Ⅰ靴型への足骨格ポイント付け(靴型基線配列)
11/29 4回目  〃    足と靴型の相関 Ⅱ 靴型基線配列  既製靴型検査法
1/10 5回目 テオリーⅢ 歩行学(運動) 靴とデザインに関係する解剖生理学 Ⅱ 筋学  靭帯学  神経学
1/31 6回目 テオリーⅣ 足と皮膚の異常 Ⅰ  足の変形
2/14 7回目 テオリーⅤ 足と皮膚の異常 Ⅱ  皮膚の異常 糖尿病足
3/6 8回目 テオリーⅥ 国際商品知識 皮革計量 サイズ換算 靴型プロポーション
定員8名 (応募者8名以上の場合は会場を変更)
※但し、定員に満たない場合は、再募集の為に開催を延期する
各自持参品筆記用具、その他随時事前に連絡。
対象製靴経験者、靴業界関連全般
但し、専門学校靴科や個人靴教室の教員・講師は受講不可
受講料全8回 86,400円(税込)  別途資料代として5,400円頂戴いたします。
     *会員の場合、 77,760円(税込) + 資料代
原則一括前納
お申込みお申込み・お問い合わせ
締め切り2015.9.26(土)まで
過去の様子足と靴の理論セミナー | シューネクスト

関連記事: