靴パターン講座上級を見てきた:底縫い袋式パターン
7月30日に行われた上級型紙セミナーを見に行ってきました。
さて、今回はどのようなパターン(型紙)をやるんですか?
「底縫い袋式のパターンを作成します。
欧州における正式名称はよくわかりません。
そもそも欧州でも作られているかどうか。」
全10回開催の上級型紙セミナーは初級・中級と受けてきた方が
受けに来られています。
今回は、靴会社勤務の方や、学校卒業生の方などが
参加されていました。
さて。
底縫い袋式パターンということですが、
この製法のメリットデメリットは?
「水が入ってくる、というクレームはあるが、通気性が高い。
中底が半分なので返りがよく、あたりが柔らかい。」
返りがよい?あたりが柔らかい?
「ん~と、こういうことやね」
むにょん、と
「これを拾得するとサンクリスピーノ製法が
作れるようになります。」
さんくりすぴーの製法??
「えぇい、百靴辞典で勉強しろ!」
ぺらぺらぺら、っと
ステッチダウンの製法のバリエーション。
ステッチダウンはアッパーの縁は切りっぱなしの状態だが、
縁を裏革に織り込んでからソールに縫いつけるやり方。
普通のステッチダウンより改まった印象になる。
日本では、くるみのステッチダウンなどと言われ、特に区別していないが、
ヨーロッパでは、この名前を用い明確に区別している。
(以上百靴辞典より引用)
「サンクリスピーノ製法はステッチダウンの柔らかいイメージ。
吊り込み代を下にまわしています。
底縫い袋ができたらサンクリスピーノも作りやすくなりますね。」
確かに全体的にやわらか~な印象ですね。
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